彼女とこのまま行ったら別れると思う。
理由は僕が大学院に行くかもしれないから。
まだ受かったわけじゃないけど、
彼女は院を取ったら、別れると言った。
私より院を取った。
本当はそうじゃなくても私はそう思ってしまう。
彼女はそう言った。
違うよ。
当たり前じゃないか。
院と彼女を比べること自体おかしいじゃないか。
君が大好きに決まってるじゃないか。
大切に決まってるじゃないか。
でも、それと同じくらい自分の将来も大切なんだ。
院と君を両立できると思ってるのはおかしいのかな。
誰もが別れた方がいいと言う。
きっとこの先も早い段階で別れると思う。
でも、でもね、
例えそうだとしても、僕は君を失いたくないんだ。
僕は別れたくない。
君を彩るすべてが大好きなんだ。
それは偽りのない真実。
僕が歩み寄れないのだろうか。
君が歩み寄れないだろうか。
それとも両方か。
でも、共通しているのは
お互い好きだということ。
別れたくないということ。
ひとつにならなくたっていい。
認め合えればいい。
そんなことがどうしてできないんだろう。
悲しい。辛い。
きっと君もそう。